やしま整骨院の予防に役立つ健康ブログ
産後の骨盤整体ってなに？
2018.02.21 【カテゴリ：産後骨盤矯正コラム】
ご出産おめでとうございます！命がけのご出産を終えてやっと会えた赤ちゃんはとってもかわいくて愛しくて、新しい家族と過ごす毎日は幸せいっぱいだと思います。
しかし喜びもつかの間、疲弊したママの回復を待つことなく24時間体制の赤ちゃんの育児がはじまります。初めての出産で何もかもが不安な方、実家が遠方で1人で頑張っている方、経産婦で上のお子さんの赤ちゃん返りが大変な方などなど…。皆さんがそれぞれの様々な環境で頑張られている事と思います。毎日本当にお疲れ様です。
そんな時に身体のどこかに不調があると、日々の疲労とのダブルパンチで全くやる気がでない。赤ちゃんはかわいいのになぜかずっとイライラしてしまう。そんなことはありませんか？お母さんの笑顔は、家族の元気です！母として妻として、また働く女性として、日々頑張っている皆様の負担を少しでも減らしてあげたい。「素敵な笑顔になって、 素敵な毎日を送ってほしい。」そんな思いから「みんなが笑顔になれる整体院づくり」をめざしています!
これから何回かにわたって「産後の骨盤整体」についてコラムを書いていきたいと思います。みなさん、こんな悩みはありませんか？
・ 授乳中肩が痛い
・ 腰痛がひどくて抱っこが億劫
・ 産前はいていたジーパンがはいらない
・ 誰にもいえないけどふとした拍子に尿漏れがある
もしかしたらそれは全て骨盤と繋がっているかもしれません。こういった骨盤にまつわるアレコレを分かりやすく解説し、皆さんの悩みや疑問にお答えしていきたいと思います！
第1回目はそもそもの疑問「産後の骨盤整体ってなに？」についてお話ししていこうと思います。
●目次
１．骨盤とは
みなさん、そもそも骨盤とは何かご存じですか？
骨盤は、左右1対の寛骨（腸骨、坐骨、恥骨）仙骨、尾骨でできています。骨盤は無数のじん帯で固められており、そう簡単には動きません。（不動関節と呼ばれています）骨盤は身体の中心にあり、上半身と下半身を繋ぎ、全身の姿勢を支えている“要（かなめ）”です。いわば土台のようなもので、上や下からの振動や圧力を和らげる緩衝材のような働きがあります。この機能がしっかり働くことで身体の歪みや不調を起こさずにいられるのです。とーっても大事な骨なんですね。
また、男女の違いもあります。男性は細くて深い形、女性は広くて浅い形をしています。骨盤は出産時の赤ちゃんの通り道であり、女性の骨盤は妊娠出産に適した形になっている、というわけです。身体って本当よくできていますね。
２．産後骨盤の変化「開く・ゆがむ」って？
狭い骨盤を赤ちゃんが通り抜けるには多少骨盤に開いてもらう必要があります。しかしお察しがいい方は「あれ？」と思うかもしれませんが、先程骨盤はほとんど動かないとお話しました。ではどこが動くかというと「恥骨結合」部分です。
みなさんは「リラキシン」という名前を聞いたことありますか？妊娠中分泌される女性ホルモンの一つで、じん帯や筋肉を緩める作用があります。この「リラキシン」のおかげで恥骨結合が柔軟になり、分娩時に開くことで赤ちゃんがスムーズに出てこられるようになるのです。すでに妊娠直後から少しずつ分泌が始まっており、分泌量は出産時にピークになります。妊娠したときからもうすでに出産の準備がはじまっているなんて、びっくりですね。
開いた恥骨結合は産後徐々に元の状態に戻ります。万が一戻らないと「恥骨結合離開」といってとんでもなく痛いことになりますので、病院のお世話になる必要があります。
では、よく聞く「骨盤が歪む」とはどういうことでしょうか。なんとなく、骨盤がぐらぐらに歪んでいる様を想像するかもしれませんが、先程もお話ししたように骨盤はほとんど動きません。なので、交通事故など大きな力が加わってぐちゃぐちゃにならないかぎり歪んだりはしません。
では「歪む」とはどういうことかといいますと、簡単にいうと「バランスが崩れている」ということです。
例えば妊娠中おなかが大きくなると重心が前に倒れるのでバランスをとろうと無意識に背中をそってしまいます（骨盤前傾）。また、横座りが楽になったり、授乳中だと猫背（骨盤後傾）になったりしてしまいます。こういった姿勢をとることによって骨盤は前後左右に簡単に傾きます。そして、この骨盤の傾きがくせになってしまうと、骨盤にくっついている筋肉が凝り固まり機能が低下してしまうのです。
骨盤のバランスが崩れると全身の筋肉でかばおうとしますので、結果肩や腰など一見骨盤と関係ないところまで痛くなってしまうことがあります。
３．骨盤矯正ってなに？必要？
骨盤矯正と聞くと開いた骨盤をぎゅうぎゅう押して閉じるというイメージがあるかもしれません。しかし骨盤は動きませんし、唯一動く恥骨結合も病的状態でないかぎり産後自然に閉じるとお話しました。もしかして必要ないんじゃないの・・・？と思われたかもしれません。
最初に結論を申し上げますと、骨盤矯正は「必要」と思います。まずは骨盤矯正とは何かということからお話しします。
骨盤矯正は、骨盤のバランスを崩している筋肉を探し、凝り固まった筋肉をほぐしたり緊張を取り除いたりすることによって骨盤を本来あるべき定位置に戻すことを目的としています。骨盤のバランスを正すことによって身体に負担がかからないようになり、結果肩こりや腰痛などの症状緩和が期待できます。
妊娠中は「リラキシン」によって全身のじん帯や筋肉が緩んでいるにもかかわらず、おなかの大きい身体を支えるため全身の筋肉が疲労しています。また、出産という大仕事があり、その後も昼夜を問わない授乳、抱っこによって更に疲労が蓄積します。
ご自宅や自分で疲労を取り除くのは難しいですよね。痛いところは分かってもどこの筋肉が原因で悪さをしているのか、そもそも自分の身体はどう曲がっているのかなんて分からないものです。やはりその点においても、骨盤矯正は「必要」とお話しさせていただきました。
骨盤に関係がないと思っていたその痛み、もしかしたら骨盤のバランスの崩れが原因かもしれません。
また、骨盤を正しい位置に保つためには、正しい姿勢を保つ筋力も必要です。やしま整骨院では骨盤矯正に合わせてご自宅でできるトレーニングなどもお伝えしています。
４．骨盤整体のおすすめ時期
一般的に骨盤矯正のおすすめ時期は産後6ヶ月以内が最も効果が出やすいとされています。
妊娠中から分泌されていた「リラキシン」は産後2，3日で止まりますが、緩んだ靭帯が元に戻るのは遅くとも6ヵ月ほどかかります。それまでは骨盤まわりのじん帯が緩んでいる状態で、骨盤矯正がしやすいタイミングといえます。
ではとにかく早く通えばいいのかというとそういうわけでもありません。産後は予想以上に身体にダメージを負っていますので、まずは身体を十分休ませる必要があります。赤ちゃんを抱えながらなので大変かもしれませんが、頼れるものは全部頼る勢いでなるべく安静に過ごしましょう。サポートベルトなどで骨盤を支えてあげるのもいいかもしれません。
やしま整骨院では悪露が落ち着き、1ヶ月検診にて子宮収縮が良好と診断された、産後1、２ヶ月頃からお受けしています。
また、産後6ヶ月を過ぎてしまったのでもうできないの？と言われたら、そんなことはありません。骨盤矯正がしやすいという事であって、産後6ヶ月以上経っても骨盤矯正は可能です。
５．どのくらい通えばいいの？
個人差もありますが目安として1〜2ヶ月間通っていただくことをおすすめしています。はじめの1ヶ月は週2回ほど、次の1ヶ月は週1回ほどの頻度で通っていただくと効果的です。全身の状態や回復具合、また患者さんの希望にあわせて相談していきます。
６．整体の費用について
・保険併用の場合 ： 3,500円 + 保険施術料
・全額負担の場合 ： 5,500円
初診の方は、初診料を頂きます。
自費施術に使えるお得な回数券やフリーパスもあります。ぜひご相談ください。
７．やしま整骨院の施術の流れ
やしま整骨院の骨盤矯正は院長が行いますので、完全予約制です。
初回はお電話にて予約ください。
託児をご希望の方は、ご予約時にお伝えください。
赤ちゃんと一緒にお越しいただいても大丈夫です。
１．受付
初回の方は問診票を記入していただきます。
初回、月はじめの来院時には保険証をお出しください。
赤ちゃん連れのかたは受付にてお預かりします。
２．問診
施術の方針を立てるために症状を具体的にお伺いします。
何でもお気軽にご相談ください。
３．検査と施術
自覚症状や痛む部位を確認します。
身体のコンディションや症状を確認しながら行います。
4．説明
効果の確認や症状・回復の目安についての説明、自己管理や次回来院日についてのご提案をいたします。
5．お会計
お会計で終了です。
次回来院のご予約も可能です。電話でもお受けしています。
赤ちゃんをお預かりした方はここでお迎えとなります。
時間は全体を通して初回１時間、２回目以降は約30分ほどです。
８．骨盤矯正Q＆A
Q：骨盤矯正ってボキボキする？
A：整体の治療は様々な方法がありますが、患者様の状態にあわせて数種類の方法を使い分けています。「ボキッ！」と音がする場合がありますが、怖い方には違う方法を選択します。必ず患者様とご相談しながら施術を行いますのでご安心ください。
Q：痛くないの？
A：ゆがみは身体の硬さから生じるため、施術中に多少痛みを感じることもあります。少しは我慢をしていただくこともありますが、しかし痛すぎると身体に力が入るので逆効果です。その時は必ず施術者に伝えてください。
Q：子連れでも大丈夫？
A：当院では子育て経験のある女性スタッフがいますので、子連れでも安心してご来院ください。
９．まとめ
・骨盤は身体の土台であり、全身を支える「要」です
・ 骨盤は歪むとは骨盤のバランスが崩れることがあり、全身の不調につながります
・ 骨盤矯正とは骨盤のバランスを崩している筋肉の緊張をほぐし、骨盤を本来あるべき定位置に戻すことです
・ 産後１，２ヶ月〜6ヶ月頃がおすすめです
次回は、最近よく聞く「骨盤矯正をしたらやせる！」のコピー。怪しいなあと思いませんか？これって本当なのか、詳しくお話ししたいと思います！
骨盤矯正は高松市のやしま整骨院へ
当院は「みんなが笑顔になれる整体院づくり」をめざしています
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電話番号：087-841-7881
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定休日：日・祝日・木曜日午後
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